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野辺地神明宮/近くの資料館では御城印もあるよ!

野辺地八幡宮参拝後に「そういえば近くにあったなぁ」ということで参拝。街中凄い雪でしたねぇ…。

基本情報

神社名  : 野辺地神明宮
読み方  : のへじしんめいぐう
住所   : 青森県上北郡野辺地町字野辺地539

旧社格  : 村社
御朱印  : あり
建立年  : 江戸時代初期
創立者  : 田中津右衛門
その他  : 近くの資料館では野辺地城の御城印あり

歴史

江戸時代初期に当町の大豪商である田中津右衛門が邸内に、伊勢神宮内宮の御霊分を斎き奉り勧請せし、と伝わる。
元禄3年(1690)に、社地及び祭殿を寄進。市中の氏子が受け継いで現在の場所へ勧請鎮祭したとのこと。
元禄年間の社殿は享保3年の火災により棟札縁起等焼失。
延享3年に再建。
天保8年に建て替え。
明治23年に罹災。
明治25年に再建。
昭和50年に失火により全焼。
現在の御社殿は昭和53年に再建された。
江戸時代には氏子が多く、当町の殆どが氏子であったと伝わる。南部藩主の信仰も篤く、通行の度に奉拝されたという。

御朱印について

・ あり
・ 御社殿の隣の社務所より
・ 初穂料は「いただいておりません」とのこと

御祭日

・ 1月16日   : 新年祈願祭
・ 4月10日   : 春祭
・ 6月30日   : 夏越の大祓
・ 8月16日   : 例祭
・ 11月23日   : 秋祭

境内社について

【舘平稲荷神社】
《歴史》
元文5年(1741)に代官所東方に建立。
明治6年廃社となる。
度重なる遷座地の後、氏子の手によって城内下小路に再建遷座。
昭和59年の大雪で社殿崩壊崇敬者中心に浄財募り、同年11月22日に神明宮境内に再建遷座。
農業・商売繁盛の神様と崇敬されている。

御祭神

・ 天照皇大神
【境内社】
・ 倉稲魂命

御祭神の神格と御利益

【天照皇大神】
・ あまてらすすめおおかみ
・ 天皇家の祖神で、日本人の総氏神
・ 黄泉の国より帰還した伊邪那岐が禊を行った際に、左目から生まれた天の国《高天原》の統治者の女神
・ 稲作文化を人々に伝えた神
・ 別称の【お伊勢様】も有名な神様
・ 日本史史上初の『ひきこもり』
・ 『天照』は【天に照り輝く太陽】
・ 太陽神
《神格》
太陽神、高天原主神、皇祖神、総氏神、幡織神、農業神
《御利益》
開運隆盛、勝運、健康祈願、子孫繁栄、合格、出世、五穀豊穣、国土安泰、国家安泰、諸願成就、魔除け、厄除け

【倉稲魂命】
・ うかのみたまのみこと
・ 古事記の表記では『宇迦之御魂神』
・ お稲荷さん
・ 古事記と日本書紀での父母神が違う
・ 古事記での父神は【須佐之男命】で、母神は【神大市比売】
・ 日本書紀では父母神は【伊邪那岐命・伊邪那美命】
・ 八百万の神の中でも代表的な食物神
・ 【宇迦】は穀物や食物の意味がある
・ 古来より女神として信仰されてきた
・ 稲荷信仰と習合して全国へ
・ 食物をつかさどる神として【豊受大神】と同一視されている
《神格》
穀物神、農耕神、百貨店の神、諸産業の御神、麻雀の神、タバコ屋の神
《御利益》
金運向上、産業振興、商売繁盛、家内安全、芸能上達、五穀豊穣、諸願成就、交通安全

野辺地資料館

【観覧料】
小・中学生  : 無料
高・大学生  : 100円
一般     : 210円
20名以上の団体: 各半額
学校教育の一環: 無料

・ 神明宮の近くにある
・ 入場料は大人
・ 野辺地町で発掘された資料や古文書などを展示
・ こちらで【野辺地城の御城印】をいただける

・ 北前船の交流があったことがわかる資料もある
・ 北前船の模型もあった

・ 野辺地で出土した土偶。国指定重要文化財かぁ…
・ 青森の三内丸山や八戸の是川、つがるの亀ヶ岡などなど…。県内には有名な遺跡が多くある。七戸の二ツ森貝塚や、外ヶ浜の大平山元などなど
・ 八戸から出土した『合掌土偶』は有名か?国宝に指定されている。座った状態で合掌する姿勢の土偶で、完全状態で出土した国内唯一例だったはず。愛嬌のある見た目も良いよね!
・ 野辺地町の立った土偶も可愛いと思うんだ。遮光土偶は…宇宙人にしか見えないし…
・ 遮光土偶も出土記録と発掘資料がしっかりしていれば国宝だったのかなぁ?
・ 野辺地八幡宮の金毘羅大権現の幟も展示されていた
・ 日本初のスキーにして、野辺地のスキーの歴史の始まりだとか?

境内の様子

【鳥居】
笠木  : 水平
島木  : なし
木鼻  : なし
楔   : なし
額束  : なし
その他 : 貫が角形
・ 貫が角形の特徴から神明系鳥居の【靖国鳥居】かと
・ 白色の鳥居
・ 石造っぽい色合いだが鉄製
・ 雪に強い?
・ 夜に成れば多分ライトアップするのかな?
・ 貫の上にあるライトが一瞬楔に見えるという…

【参道?】
・ 鳥居をくぐってすぐに御拝殿
・ 参道らしきものは無い…と言ってもよいかもしれない
・ 境内が四角だなぁ

【手水舎】
・ 雪に埋もれた龍神様
・ 凍結防止で止まっているけど
・ 雪の重みで建物が崩壊しないような強さがある…ような気がする

【摂社・末社】
・ こちらの鳥居は朱色
・ 明神系鳥居の発展形の【台輪鳥居】
・ 細長い鳥居
・ 流造で、御社殿同様に鉄板葺かな
・ 緑青の独特な色合いの屋根

【御社殿・御拝殿】
階層   : 平屋
材質   : 木造
建築様式 : 入母屋造
屋根の特徴: 妻入り
屋根の材質: 鉄板葺
宮彫り  : 龍神
木鼻   : 獅子
・ 雪国特有の二重玄関
・ 豪華さは無く、だからと言って殺風景でもない。シンプルな格好良さがある
・ シンプルな見た目だが、雪に負けない力強さが感じられた
・ 屋根は滑るのかな?参拝中矢鱈と落雪が…
・ 雪の中の燈籠…きっと綺麗なのだろう
・ 普段なら屋根の緑青は目立たないのだろうが、雪の中だと目立つなぁ。それもまた歴史の積み重ねを際立たせているんだろうなぁ

まとめ・感想

野辺地資料館の近くにある神社。野辺地八幡宮を参拝後にこちらに足を向けることに。訪問は2回目。前は雪なかったなぁ…。
雪国特有の二重玄関の御社殿と社務所。一般家庭だけでなくコンビニでも見るね!屋根からの落雪の恐怖を感じることなく、落ち着いて参拝できる。まぁ出るときに怖さと危険あるけど…。


境内はそれほど広くはない。大通りから脇に入っているが、近くに公共施設があることから意外と人と車が走っている。特に冬の季節は雪道の運転に自信が無いと危ないね。ガタガタとスリップが…。
野辺地町資料館に車を停めて参拝し、参拝後は資料館の見学も良いかもしれない。歴史好きには楽しい空間。なによりも重文を触れるというのが良い!見学後に野辺地城の御城印を手に入れることもできるのも良いかもしれないね。

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