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四本松神社/創建者『山伏』は今までになかったなぁ…

基本情報

神社名 : 四本松神社
住所  : 青森県八戸市湊高台1丁目1−16
御朱印 : あり
創建年 : 天正年代(1573~1577)
建立者 : 山伏
その他 : 山の神

由緒・歴史

一人の山伏が現在の地に神殿を建立し、神を祀りそこを中心に四方に松を植え【四本松神社】と名付け祭祀を行った。
四本の松は大木となりはるか遠くの海上からも見ることができた。
漁師・航海者たちはその松を航路方角の一つの基点とした。
当神社の祭神が『山の神』と称されていると木版に伝え書きされている。
過去に数回の山火事で神殿や松の大木も焼失。
当時のことを記された石製の祠がある。
其処には『文政八年乙酉八月吉日』『大館村岩渕 惣太納主 再建す』と刻まれている。そのころに植えられたであろうと思われる、せんの木の神木がある。
昔は山子や漁師たちで大変にぎわったとのこと。

御祭神

大山積神(地神・海神兼備の霊神)

御神徳

家内安全・商売繁盛・海上安全・林業守護・鉱山守護

境内の様子

【鳥居】
笠木 : 水平
島木 : なし
木鼻 : なし
額束 : なし
・ 石製。
・ シンプルな造り
・ 神明系鳥居。

【狛犬】
吽形 : 子持ち
唖形 : 足元に毬
髪  : 前髪はカールしている。
髯  : カールしたものがあるが、髯か?
目  : 瞳が描かれている
歯並び: 小さめの葉が並んでいる。キバ有り。
尾  : 立ち尾。江戸時代に誕生したとか。
・ 凛々しい顔つきをしている。親だけでなく子供も。
・ 手足はどっしりとしている。爪も立派。

【手水舎】
・ 八戸は青森でも雪は少ない方だが、風が非常に冷たい。三方を囲ってくださるのはありがたい。
・ 現在は冬場で、さらにコロナの影響で水出ていなかったが…。

【社殿】
・ 手前の鳥居は木製。入口の鳥居同様に神明系鳥居。
・ 木鼻部分に龍神様とゾウと獅子。
・ 正面にも龍神様。
・ 正面上部には、左側が亀・右は…玄武かな?
・ 立派な注連縄。
・ 脇障子に朱雀。
龍神様 : 水を司る聖獣。
玄武  : 北を護る、繁栄をもたらす霊獣。
朱雀  : 南を護る。玄武同様に四神の一つ。
亀   : 祭神の統治を助けた乗り物。瑞祥の動物として神聖視されている。
獅子  : 悪を食べる百獣の王。魔を滅する。
ゾウ  : 霊獣の一つ。仏法の守護者。

【摂社】
・ 龍神宮。
・ 龍神様と言うことは水の神様か?
・ 社殿の龍神様のことを考えると、水の神様関係だと思われる。
・ 神社の歴史から水難関連の神様か?

御朱印の有無

御朱印有り。
社務所の呼び鈴を鳴らし頂く。
力強い字体。

まとめ・感想

八戸市街から少し外れてはいるが、車通りの多い場所にある神社。車通りが多いが近くに信号もあり、そこを曲がると直ぐのところにある。また駐車場もあるため、車で来訪した際はトラブルなく参拝できるだろう。
車通りが多いが境内はゆったりとしている。地域の神社と言うイメージが強い。
こじんまりとしているが、所狭しと色々な施設が配置されているわけでもなく、ゆったりとした空間で、時間もゆっくりと流れているような気分になる。
御朱印を求めて社務所を訪れると、箱根駅伝のランナーさんのサインがあった。近いのかな?地元と言えば地元だが、以前訪れた時にはなかった。サインは今年の1月だったことから、帰省中だったのか?
境内には草鞋を祀っている一角があった。旅の無事を祈る場所だろうか?
足腰の無事を祈り後にする。

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