【御前神社】青森県八戸市 お神酒からして地元
厄払い・安産の神様
御前神社
御由緒・歴史
当社の主神三座は住吉の大神とも称されている。古来よりその縁起から航海安全・和歌・農業・漁業にかかわる神として信仰崇敬されてきた。神功皇后の由緒より安産の神としても信仰されてきた。
古事記・日本書紀より伊弉諾尊が黄泉の国の汚れを受け、禊祓いをされたときに海中から生まれた故事より、『身の汚れ心の汚れを祓い清める神』として古来より厚く信仰されてきた。
社伝によりと住吉三神の教えを受けた息長帯姫命(神功皇后)が、従者の武内宿禰を陸奥に向かわせる。新井田川の川口小浜に安着した折、住吉三神の神霊を受け小祠を造営したことが、当社の誕生だったと伝えられている。
宿禰は住吉三神を【三崎御前】と仰ぎ、息長帯姫命も合わせてお祀りすることになる。
坂上田村麻呂が当社に武運長久を願って参籠したという言い伝えも残る。
この地は古くより雷林と呼ばれていた湊舘鼻の地から、平成7年の秋、小中野・江陽地区の産土神であることと、櫛引八幡宮の「お浜入り」にもゆかりある現在地に遷座造営された。
※(境内御由緒参考にさせていただきました)
御祭神
主祭神 : 住吉大神(底筒男命・中筒男命・上筒男命)
息長帯姫命(神功皇后)・武内宿宿禰命
御神徳
厄払い ・ 安産祈願 ・ 家内安全 ・ 身体健全 ・ 合格祈願 ・ 諸願成就
神社行事
・ 初詣 1月1日
・ 厄払い 2月
・ お浜入り 5月14日
・ 例祭 5月15日
・ 夏祭り・奉納盆踊り 8月第Ⅰor第2土曜日
・ 十五夜の竹あそび 旧暦8月15日
・ 七五三参り 10月中旬から11月
・ 新嘗祭 11月23日(勤労感謝の日)
お浜入り?
御前神社の御祭神である神功皇后のもとに御子である櫛引八幡宮の御祭神・応神天皇が一年に一度御母堂にお会いするためにいらっしゃる行事。親子再開後は、海浜にて禊祓いをされることから、このように呼ばれる。
御朱印の有無
御朱印有り。
川口神社の御朱印も頂ける。
狛犬の御様子
神社の雰囲気
住宅街にポツンと佇むように存在している神社。車のナビに住所を入れて訪問したが、道中は本当に住宅街の名かなためゆっくりと向かう必要がある。八戸市はわいの住む地域の中でも都会の部類だが、少し離れると閑静な住宅街にたどり着く。八戸市内は特殊な構造の道路をしているが(昔の城下町のつくり的な意味で)、御前神社への道中は大きな道路を通れば迷わずにつくと思う。近くには公園もあり、参拝中も子供の声が聞こえていた。長閑な場所に鎮座している。
神社の近くには川があり、がんばれば対岸の川口神社も拝むことができる。川口神社は狭い道をくねくね行くから、冬場雪の少ない八戸でも怖い感じがする。この川こそが御由緒にも記されている新井田川。
神社は大きくはないが、敷地内は整備されており綺麗だった。社殿のお神酒を見て『ザ・地元!』とよくわかるものがお供えされていた。『八仙』は地元八戸の八戸酒蔵さんの日本酒。
御朱印を頂いた後は神主さんが神社の説明をしてくださる。昨今の某感染症のことにも触れられ、「少しずつ社会情勢が良くなって、外で子供たちが遊んでくれると、うちの神様たちも喜んでくれるんだけどねぇ」と話されていた。昔からこの地に鎮座されているため、子供の声がないと地元の方々だけでなく神様も悲しいのだろう。
またお話を聞いている最中にちょいとあくびをしてしまい謝罪すると、「気持ちが軽くなったり、晴れやかになっての眠気が、良い傾向な証拠。ただ参拝するのではなく、そういうことも感じてみるのも楽しいと思うよ」とのことで。非情に会話が楽しく、ためになるようなことを色々と教えてくださる良い方だった。
参拝時間
それほど広くないため、見学自体は20分くらいで見終わる。
川口神社は10分もかからない程度。
住所
【御前神社】
青森県八戸市小中野8丁目1−19
【川口神社】
青森県八戸市湊町下条51−4 付近
※御前神社から川口神社に行く途中で八戸酒蔵さんの前を通る。八仙の酒蔵さんです。
ここの神社、自分も行ったことあるよ。
結婚前の嫁が通勤路にしてたみたいで、教えてもらっていってきたよ。
いきなり住宅街にポツンってあるから、びっくりしたよ。
自分が行ったときは、すぐ近くにトトロの植木があったから、写真を撮った記憶があるよ。
宮司さんの話面白いよ。
全てのことには『縁』が宿るんだと。
「縁が周り遂には円になる。途切れたらそこから新たな縁に繋がり、大きな円になる」
ワイもたまたま某雑誌片手に周っていた時に見つけてねぇ。多分縁だったんだよ。